以前、藤ヶ丘さんのヘアメイクAに付いたときに、藤ヶ丘さんが持っていたものを真似して作ったんだ。

もちろん、藤ヶ丘さんが持っていたものは市販されている高級なもので・・・

そんな高いものは買えないわたしは、当然手作り。

それでも、スワロフスキーが高かったんだよね。



「キャーかわいい。キラキラしてる」

ミーヤさんはテグスに気づいてくれ、喜んでくれた。


で、できた。

・・・完成。


「いいじゃない、その髪」

はっ?
気づくと、サララさんと呼ばれたダンサーさんが後ろに立っていた。


「いつものお団子よりマシよ」

「ヘアメイクさん、あっ愛名さん、ありがとうございます」

そう言ってミーヤさんは立ち上がった。