「寂しいけど、仕方ないことなの。いつまでも、その気持ちを引きずっていたら、這い上がれないでしょ」

「いくら光輝いていても、認めてもらえなかったら、ただの石。ただの石でも着飾れば、光輝く石になれるの。この世界はね。愛名の仕事は、ただの石を光輝く石に輝かせる仕事でしょ」



「夢をつかむって、大変なんだよね」

「…うん」



ミーヤの言っていることは間違っていない。


ミーヤは、ミーヤなりに頑張っているんだもん。

フクちゃんを否定しているわけでもないし。




それが、現実なんだね。