保「全く。
初菜は、しょうがない奴」

志「そんなこと言うなよ、保志~。
初菜だってさ…」

「ごめんなさい…」


聞いてなかったんだよ~。
眠いって…



音「すみません、社長さん。
もう一度お願いします。」

「はぁ~。
だからな、捺羽…」



社長に呆れられながらも、もう一度話してもらってわかったのが…

今日がデビューで、事務所のホームページに使う写真を撮るらしい。
お兄様達が来たのは、親の承諾書を出すため。

お父様もお母様もお仕事で来れないみたいで。
その代わりに、快く引き受けてくれた。

私なんかの為にねぇ…?




「ってわけでもう時間だから、ほら行くぞ!」

「あっ、はい!」