「あたし、これぐらいの妹が欲しかったな~」

「…えっ?」

「やっぱ、かわいい~!!」

「あっ、あの。」



かわいい何回言うんだろ?

そんなに私、可愛くない…
そんなにじゃなくて、可愛さなんてこれっぽちも無いよ。



「ごめん、ごめん!
今日はあたしと美喜の撮影を見てってね!?」

「はい!」


…美喜?
亜知さんしか見てなかったから、誰かわかんない。



「じゃあ、こっち。」

「うわ~!!」

「すごい!?
でも確か、撮影したことあるんだよね?」

「はい。
でも、こんなに大掛かりじゃなかったので。」