私の本当の気持ち。
それを聞いて欲しい…
伝えたい!
「虹色初菜の私、桜咲捺羽の私。
何してても楽しい。
でも…嘘ついて、いっぱい騙して。
楽しかった後に、罪悪感でいっぱいになる。」
お仕事が終わったら、モデルの桜咲捺羽なんだよな~
って、ホンとの私じゃない…とか。
学校行ったら、まだ虹色初菜で通えないのかぁとか…
どうにもならない悔しさ、もどかしさが溢れ出す。
結局は、自分を守るためにしかなってない。
だから心の隅っこで、バレて欲しいと思っていたんだと思う…
「だから、今は何だかスッキリしています。
ですが、皆様にしていたことは…
裏切ってしまい、本当にすみませんでした…。」
もう話すことは無い…
そう思い、私はマイクを置いた。


