悩みに悩んで、やっと決まった。
「よし、完璧♪」
「初菜~似合うよ!!」
「志音お兄様、ありがとね。」
「初菜は何でも似合うから。
でも、これは…
うん…ホントにこれでいいの?」
これって、酷くない!?
隣で志音お兄様が意見をくれてたんだけど…
全部無視して、一人で決めたからって!
そんなこれが、嫌なの!?
もしかして、ホントに似合わないの?
私が選んだのは、普段着…
でも、ちゃんとした会見でも着れるような。
「変?」
「いや?
ただ…地味じゃない?」
お兄様の感覚…絶対に変!
ああいう会見に、派手なドレス着てかないでしょ!


