「…こいつ、桜咲捺羽?」

「えっ?」


ヤバい、バレちゃったよ…
ガン見されてるし。



「うわ、マジで?」

「良かったッスね。
かなりお高い子猫ちゃんじゃないですか!」


お高いって…!

しかも、さっきから人のことを子猫って…
私は子猫じゃないもん!
列記とした人です!



「こいつ、貰っていいか?」

「いいけど?」

「…ホントに!?
お前がくれるのか!?」

「ん~じゃあ、やんない。」

「!?」


この新しく登場した人に、連れて行かれる。
どこ行くつもりなんだろ…