家に帰るとお父さんやお母さん、大空たちがとても心配していた。

千愛は俺を見るなりハイハイで俺の所に来て、足に捕まってきた。


『お母さん、子供たち見てもらえるって本当にいいんですか?』


『いぃわよ。私は今すぐ瑠香の所に行ける訳でもないし。それに2人共、親じゃなくて2人の時間にしなさい。』


『ありがとうございます!あと、瑠香が妊娠してて今3か月に入ったところです。』


『まあ!!嬉しいわ~。私も明日の昼間にお父さんとお見舞い行くわ。』


『瑠香に伝えときます。俺そのまま仕事向かうので、明日の夕方まで子供たち頼みます!』


『は~い、いってらっしゃい。』



お母さんに見送られて瑠香の病院に向かった。




3人目なんて考えてなかったなあ…。


今のうちに瑠香をゆっくり休ませておかないとな!!




病室に入ると瑠香は寝ていた。だから俺は起こさずにそっと手に握っていると、気がつけば次の日の明け方だった。