お父さんがマンションに来てくれてから1週間。

真ちゃんの部活を送り出してのんびりしていると、家にお客さんが来た。


ピーンポーン…


『はい?』

そう言いながらドアを開けると、お父さんの会社仲間だった水越さんが立っていた。


『水越さん!!お久しぶりです。』


『元気そうでなによりだな。』


『とにかく上がってください!』


『あぁ…お邪魔します』

リビングに水越さんを上げて、紅茶を出した。


『今日はどうされたんですか?』


『お父さんのことでな。』