『瑠香~家着いたぞ!!』


『ゔ~ん』


『風邪ひくぞ!!』


『真ちゃんだっこ』


『おぉ。よいしょ!!』



そう言ってお姫様だっこをしてエレベーターに乗った瞬間、恥ずかしくなって自分で歩いた。


『かず達は?』


『先に部屋に連れてった。ちーも寝てるからベッドで2人とも寝てる。』


『そっか。ありがとお。』


『おん。』



マンションに帰ってリビングのソファーに座ると、真ちゃんは1つのファイルを持って隣に座ってきた。


『瑠香、大事な話がある。』