『しんちゃん、ぎゅうってして?』


『えっ!?』


『ぎゅうってしてほしい。』

そう言うと真ちゃんは優しく抱き締めてくれた。

『さみしかった。真ちゃんの温もり、久々だ。』


『ごめん。本当にごめん。』


『一途と千愛が待ってるよ。』

そう言ってリビングに向かった。


『仲直りしたか!?』


『はい。いろいろ迷惑かけてすみませんでした。』

一途が真ちゃんの足元へ行き
『ぱぱ、かぁくんの事しゅき?』
と聞いた。

『かずもママも千愛ちゃんも大好きだぞ!!!』


『かぁくんもいっぱいぱぱしゅき!!』


その言葉を聞いて、一途を抱き締めながら泣いていた真ちゃん。

その後、少しゆっくりして夜ご飯をご馳走になって1週間ぶりの我が家に帰った。