坂出先生の家に居候して1週間が経った。

そろそろ出ないと迷惑かけすぎるなあ…。


『瑠香、話しようか!?』


『坂出先生。
なんかごめんね…。いつまでも居候して。』


『何言ってんだよ!!毎日楽しいぞ。嫁も新鮮で嬉しいって。』


『私が弱いだけなんだ。この子達が居るのに弱くて。
一途に慰めてもらって、千愛を見て癒されて。まま失格だあ…』


『そんなもんだよ。瑠香は頑張ってるよ。チビも幸せだと思うぞ?』


そう言ってソファーで寝ている一途の頭を撫でた坂出先生。

私に抱かれたまま寝てる千愛の頬っぺたをつついて先生は言った。


『子育ては子供に学ぶもんだ。』


そおなのかな…。
大事な人を信じれない自分が大っ嫌いだよ…。