ここ3日くらい、ずっと真ちゃんの帰りが夜中になってる。

理由を聞いても仕事って言うだけなんだ…。


それで、夜の散歩がてら真ちゃんの高校まで、ベビーカーに千愛を乗せて、一途の手を繋いで歩いてみた。
真ちゃんは今日も仕事が遅くなるらしい。


『かず、寒い?』


『しゃむくない。ぱぱわぁ?』


『ぱぱお仕事だよ!!かずの為に頑張ってくれてるの。』


『ふぅ~ん…』


2才の一途には良く意味分からないよね…。


100パーセント真ちゃんを信じれない自分が嫌い。
そんな複雑な心境のまま高校まで10分間歩いた。



………う そ…

そこには電気の点いてない真っ暗な学校しかなかった。
1Fの職員室も数学教官室も真っ暗。


これがどういう意味かは私にも分かって…。


どおやって家に帰ったか分からない。

真ちゃん………