家に着いて、冷たい麦茶を用意していたらチャイムが鳴った。


『どうぞ。』


『ありがとうございます。』


リビングに通してお茶を出した。


『以前は本当にすいませんでした!!』


『もう気にしないで下さい。最初は怖かったけど、それだけ真ちゃんの事が好きなんだって思いました。』


『付き合ってる時は本当に優しくてワガママも自分勝手も許してくれました。

でも、それを当てにして自分勝手ばかりしました。自業自得なんです。』


『今、すごく幸せそうな顔してますよ、郁美さん。今の旦那さんが運命の人だったって事ですよ。』


『私もそう思いました。一途くん、大きくなりましたね。』


『なんで一途の名前、知ってるんですか?』