面会時間は8時までだから 病院を出る頃には 8時をすぎていた。 「ねぇ君っ! 嘉里奈ちゃんだよね?」 「あ、はい…」 誰? 中本さんと同じ制服だ… 「ごめん 急にびっくりしたよね、 一輝さんの後輩の須貝レオ。 よろしく!」 須貝さんとかいう人は あたしと歳が かわらないように感じた。 「成瀬嘉里奈です …あたしに何か用ですか?」 「一輝さんに頼まれて 迎えに来ました!」 須貝さんは笑顔でそう言った。