護、顔赤くなってる‥。
いつも見せない表情に心の中で思った。
なんか、かわいい。
微笑ましく見つめていると、バチッと護と目があった。
ドキっ…。
護は一瞬目を合わせたと思ったらすぐに、アタシから逸らした。
「明里も、俺のこと‥情けない奴とか思ってんだろ?」
護はそのまま恥ずかしいそうに下を俯きながら言った。
そんな様子にアタシは慌てて否定した。
「そんなハズないじゃん!護はアタシの大事な幼なじみなんだから!」
すると、それに便乗するかのように隣にいた2人も話し出した。
「そーだよ。んな、クヨクヨすんなって!護らしくない」
千尋が護の肩に軽くポンッと手を置いて慰める。



