「遊園地に行って何すんだよ!」
千尋がバカにしたような顔で質問した。
「えっと、まずはお化け屋敷に行って心を寒くして、それからアイス買って食べながら観覧車に乗る!どう??良いんじゃない?」
「却下」
さっきから、無言だった護が冷めた声で言った。
「えぇ~どうしてさ?観覧車の中は冷房が付いてるから涼しいと思うし、お化け屋敷だってさむーくなるしょっ?それのどこが気にくわないんだよ~」
「お前、そんなにお金持ってたのか?さっき、こずかい無くなったーって言ってなかったか?そんな涼むのにお金をかけてどうする。電車に乗るのだってお金かかるんだぞ」



