そんな事を

思いながら

私は和哉の

顔を少し遠くから

のぞき込んだ。


まつ毛…長ッ!!

ずるい…。

男のクセに美人なんてっ!!

ずーっと

教科書見てる…。


私を見てよ。

こっち見ろっ。




…見ろっ!!




「何見てんの?」

びくっ。

「べっ…別にっ!!」

「あっそ」