「なぁ、腹減らねえ?飯食おーぜ」 なんかねぇの、とさっきまでの雰囲気がまるで嘘かのようにけらけら笑いながら言った。 「慎吾(シンゴ)…お前空気読めねえのかよ」 シン、慎吾さんの言葉に葵は呆れながらそう言ってたけど、こういう性格だから一緒にいるんだろうな。 そういえばお母さんから預かった夕食三人分はあったっけ。 『…良かったら慎吾さんも食べる?これ、お母さんが作ったんだけど二人だと少し多いの』 少し、いやかなり大きなタッパーを取り出しながら言うと慎吾さんと葵は正反対の反応をした。