「確かに亜美から暗記力もあるから大丈夫そうだよね」 「そうそう、それに亜美かわいいからみんな納得するよっ」 「あたし人前に出るの苦手なのにできるかな…」 みんなが盛り上がるなか、亜美は不安そうだった。あたしが声をかけようとすると、遮られた。 「大丈夫だよ、なんかあったら俺がフォローするし。それに一ノ瀬さんセリフ合わせ上手だったし、一緒に頑張ろうよ」 松田くんはそう言って普段見せないようなほんとに優しそうな笑顔で亜美を見た。 亜美は赤くなりながら嬉しそうに頷いた。良かった良かった。