ずっと昔から比優が大好きだった。物心がついた辺りからかな？
わたしの初恋は比優。
かれこれ１０年以上片思いを続けてる。
多分、わたしは比優以外の人を好きになることはない。もしかしたら比優を愛すために生まれてきたのかも…。
「咲ちゃん！」
ん？前から可愛い笑顔でわたしの名前を呼びながら走ってくるのはもしかして…
「比優！」
ハッ！なに喜んでるのよ。
好きってバレちゃうじゃん。
「なによ？」
「咲ちゃんいないから探してたんだ！」
わたしの気持ちを知ってか知らずか、無邪気な笑顔を向ける比優。
やばい、すっごい可愛い。
