俺は、秀

それなりにモテる

俺は、夢奈が大好き。

でも夢奈は俺の気持ちに気づいていない。

学校が終わると

「秀!お友達できた?」

毎年恒例のように夢奈が聞いてくる。

「できたよ。夢奈は?」

俺も聞き返した。

でも、夢奈ができないわけがないんだよな・・・。

あいつは、女子からも男子からも好かれるタイプで

いつもあいつの周りにはたくさん人がいた。

「私もできたよ。この子郁っていうの。かわいいでしょ?」

そう聞いてきた。

俺にはお前しかかわいいなんておもわねぇよ。

俺は、曖昧に答えた

「うん。そうだね」

「でしょ!」

うれしそうに夢奈は笑った。