気づいたときには もう、走ってしまった 逃げ出したくて。 これ以上、 嫌な目をみたくなくて。 走って走って 走りまくった。 このまま、 違う世界に行ければいいのに。 ズシャァァ!! 「…いった……」 肘やひざからは血が出て、 涙で顔はぼろぼろになって、 もう…嫌だよ。