☆ピュア姫と腹黒王子★





気づいたときには


もう、走ってしまった




逃げ出したくて。


これ以上、


嫌な目をみたくなくて。




走って走って


走りまくった。




このまま、


違う世界に行ければいいのに。





ズシャァァ!!



「…いった……」




肘やひざからは血が出て、


涙で顔はぼろぼろになって、



もう…嫌だよ。