「それに気づいたのが流架が中3になってからなんて、本当に母親失格よね」 「そんな!!違いますよ!!」 だって、だって! 確かに、 気づいたのが遅かったかもしれないけど、 それでも。 「今るーちゃんに母親として接してることにるーちゃんは感謝してますよ!!絶対に!」 って、あたしよそ様のお宅に なんてこといってるんだ!! 「ありがとう、桜ちゃん」 「そんな!でしゃばってすみません」 「いいのよ。流架があなたを選んだ理由が分かった気がするわ」