「お姉ちゃん、
思ってること顔に出すぎ…」


未柑は苦笑しながら
つぶやいた。


「仲良くするんやで!」


おばあちゃんに念を押され、
その場はおさまった。



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コンコン


「お姉ちゃん、起きてる?」


お風呂をあがり、
毎日の日課である読書を
ふとんの中でしていた
あたしは未柑の声に返事をした。


「起きてるよ。
どうしたの?」


すると未柑は扉から頭を
ひょこっと出して、
はずかしそうに言った。


「お姉ちゃん、
いっしょに寝ていい?」