「「いただきま〜す」」


おいしそうなおばあちゃんの料理を前に
未柑と翼は嬉しそうに手を合わせた。


「いただきます…」


あたしはその二人を前に
どんよりとつぶやいた。


「どうしたんだい?
元気ないねえ」


「大丈夫です…」


「なにかあったの?
果林ちゃん♪」


翼がにやにやしながら
あたしを見る。


「別に」


キッと翼をにらみつけてやった。


こんな男と住むなんて
ありえない!


なんかいちいち気に障るし、
いきなりキスするし!


あ〜むかつく!