悠真の肩を揺らす。


「教えて〜」


「言うかっ!!」


「何で?照れてるの??」


「悪いか!?」


逆ギレだ…。


「かわいい〜」


そう言った瞬間…。








グラグラグラグラ






「えっ何!?地震!?」



ズルッ


「うおっ!!ヤベェ!!」


悠真が足を滑らしたらしい。


「キャアアアアア!!!!」


「ウワァァァァァ!!!!」




あたし達は草だらけの
坂をまっ逆さまに
転がり落ちた。