わたしは、そう思いつつ、

しばし、廊下の成績優秀者の掲示を、

ぼんやりと、眺めておりました。



すると、

全校トップ様が、

恐らく、同じ出身高校であろう、

ご友人たちと、

廊下にあるエレベーターに、

乗ろうとしておりました。


私の体は、なぜか、無心に、

前に出ていました。

そして、

何のためらいもなく、

エレベーターに、

自らの体をぶちこみました。

そして、

壮絶に無礼な質問にして、

かつ、

壮絶に単刀直入なる質問のみどるを、

我がこころのどてっぱらに秘め、

全校トップ様に、

質問を、壮絶に、ぶちこんでみました。


「あの」

「今回の模試」

「国語と社会は」

「いかがだったんですか?」



この時の、全校トップ様は、

ずばり、200%、



不審者 を、見る目。




なのでした。

どすこい。



(なんだ、こいつ)

(いきなり自己紹介もせずに)

(人の成績を突然聞いてくるなんて)

(こいつ馬鹿か。あほか。)