そのトップのお方とは、

一体、誰なのか。


わたしは、この、

爆裂壮絶クラスの教室の中で、

見るからに壮絶美男子のお方か、

あるいは

見るからに爆裂乙女で、

ひと際目の輝きを放った方こそ、

学籍番号「----201」のお方であろうと、

来る日も来る日も、

ひたすら、目を凝らして、

全ての男子および女子の、

容貌、および、雰囲気、および、

全ての行動を、

観察・分析しておりました。


この男子が、トップなのではないか。

いや、

この女子こそが、トップなのではないか。

そう、思いつつ、

じろじろじろじろと、

ライバル心のみどると、

関心のみどると、

野次馬ワイドのみどるを、

多くの人どてっぱらに、

いやしくも、ぶちこんでおりました。