お嬢様の憂鬱【下】




いつか見たことのある


暗闇の中―――…



そして、いつぞやの光が

あたしの手元にやって来た



「お前さん…幸せの意味が分かったかい?」


光の表情こそは見えないものの

声からして優しいおじいさんのような声だ



「…分からないよ」


「どうして?」





「今が幸せなのかも、あたしはどうしたらいいのかも…分からないの」