「お疲れ様、梓ちゃん最高だったよ」 「ありがとうございます」 ようやく終わりを告げた、撮影。 疲労感はハンパなくある。 「恭平~、疲れた」 そういいながら、俺は抱き着く。 「梓、頑張ったな」 「うん」 ストーカー疑惑の話は、恭平に話していない。 恭平は気づいてて、俺が言い出すのをじっと待っている。 「梓今日は、何かしたいことでもあるか?」 そして恭平は、俺に気を遣うようになった。 「んじゃ、一緒に寝たい」 笑顔を向けて言うと、恭平の顔は真っ赤になっていた。