「………ん」 目が覚めて、上半身だけを起こそうとした途端何かに引っ張られた。 「…誰か助けて!!誰か!!」 するといきなり電気が付いた。 「やぁ……梓。可愛いねぇ」 今喋っている人は、清羅先生だった。 「清羅先生…助けて下さい!!」 清羅先生は、ニヤリといやらしい笑みを浮かべながら俺に近付いて来た。 もう、俺の知ってる清羅先生はいなかった。 今は、恐怖で清羅先生が怖くて仕方なかった。