すると暖かいものに包まれた。 「大丈夫、もぅ大丈夫だ」 恭平はまるで子どもをあやすように大丈夫と言っていた。 俺の涙は、いつの間にか止まっていた。 恭平の体温ものすごく安心する。 どうしてだろ…俺他人に触られるの大嫌いなのに 落ち着いた俺の様子をみて、恭平は離れて行こうとした。 「!やだッ!!! 恭平…ギュッとして」 そう言うと恭平は、 「しゃぁね--な」 また、抱き締めてくれた。