潤は、腕を離して部屋に入ってベッドに座った。俺もその後を追うようにしてベッドに腰掛けた。



「いきなり梓から電話が、かかって何事かと思ったら全然違う男の人がさ、出てビックリしたんだ。
で、

"梓が泣いてるからなんとかしてくれ!"

って、言い出すもんだから焦って…
確かに、電話越しから梓の泣いてる声がして、ちゃっかり桐生さん??だっけぇ?その人に住所、教えちゃった☆」


笑ってごまかしてる潤に、俺はため息を漏らした………