恋するキモチ

あっ、この前と同じ。
いいにおいする。

なんだか、女の人と二人っきりの車の中。
俺は、改めて緊張してる。

「うおっ」
急に携帯が鳴って、思わず声が出ちゃった。

「徹平君、後ろに私のバッグがあるからとってくれる」
運転中の七瀬先生はそう言った。


「はい」
俺は後ろを向き、七瀬先生のバッグの取っ手をつかんだ。バッグを引っ張ったら、携帯が飛び出した。

ヤベ。

歌ってる携帯をつかんで七瀬先生に渡す。