PsychoCabala〜第7の男〜

「宮内庁管轄の施設?!



それって、
帯斗が宮内庁に育てられたって事ですか?!」



リカはエミに叫んだ。



エミは
倒れている
徹夜の頭に手をかざしながらこう言った。



「私達の組織は危険過ぎてもうこれ以上は言えないわ。


ただ。・・・

日常あなた達の知らない所で
あなた達の為に一人で闘っている人がいる。


これだけは覚えといてね。

あの子だって、
まだあなたと同じ18才なのよ。



・・・あなたは、
いえ。あなた達は

帯人にとって
『唯一の日常』なのかもね。」