PsychoCabala〜第7の男〜

「でっ!
その相手はー!?」



イナッチは帯斗に叫んだ。



三発目の攻撃を自分に避けられて
マジ切れしているイナッチに気付き
帯斗は慌てて答えた。



「わっ解らないです。


けど・・・同業者じゃないのは確かです。


かといって、
素人でもなさそうなので・・・


多分パーンから推測して
公の機関で、
それなりの訓練を経験した人物。


性別は男。


しかも、人数は1人。


常に、同距離を保ち
接触して来ないことから
『奴等』では無いと思います。


そして、『能力』は持っていない人物。



多分・・・



警察関係、しかも公安。


位ですかね。」



その答えにイナッチはニヤリと笑い、



拳を下ろした。