PsychoCabala〜第7の男〜

「そして、失態その5。


帯斗、お前
誰かに着けられてるだろ。」



!!!?



その言葉に一瞬
その場の全員が
静まり返った。



しかし、
帯斗はそれに気付いていた。



「・・・はい。ここ最近。


けど、何もしてこないんで、
ほっといたんですけど。」



その言葉がイナッチの逆鱗に触れた。



「バカヤロォ!!」



叫びと同時に
三発目が放たれた。



しかし今度は
イナッチのパンチが
空を切った。



動体視力には付いてこれない速さで
帯斗は机の上に飛び上がっていた。



後ろに下がり今度は余裕の表情をした。



「今のは流石に読めました。」



勝ち誇った帯人のその表情に
イナッチは完全に
頭に血が登った。