PsychoCabala〜第7の男〜

その声に老人は優しく微笑んだ。



そして帯斗の頭にそっと手をかざした。



次の瞬間、

帯斗の体から瑠璃色の光がユラユラと現れ
辺りを少しだけ明るく照らした。



「いい色のオーラをしておるの

帯斗よ。



前に此処へ来たのは3年前か。」



帯斗が、以前この部屋に入った時は
イナッチという男と一緒だった。



「はい。・・・会長も、お変わり無く。」



「うむ。

今回の報告は聞いておる。

後は、皆に任せて置いた。

帯斗よ。



黒き教団の名の元に存分にそのチカラ発揮せよ。


今より、うぬに単独での
『神器』の使用を許可する。



帯人よ。



精進せいよ。」



帯斗は後ろへ一歩下がり



「はい。PCの名にかけて。」



そう言って、
深々と頭を下げ



部屋を後にした。