PsychoCabala〜第7の男〜

「エミさん。」



帯斗は軽く挨拶をした。



するとエミは素早く近寄り

帯斗の耳を強く引っ張った。



「あのピースはなんだ!ピースは!


あんた、最近生意気よ!


この間まで、可愛い中学生だったクセに!」



「アタタタタ。
すみません!もうしません!」



このエミの前では帯斗はまるで、
子供の様だった。



エミと帯人は暫く笑顔で話込んでいたが、

時計を見ると

真剣な眼差しで更に施設の奥の方へと進んで行った。