PsychoCabala〜第7の男〜

そこに、
一本の電話がかかってきた。



兜の携帯電話だ。



兜はニヤリと笑い電話に出た。



「はい。そうです。

分かりました。」



兜は電話越しに、
一琵にサインを出した。



一琵はその合図にうなずき、
外に出て行った。



兜は、一琵が居なくなったのを確認すると
又、相手と話し出した。



「村上帯斗とは接触しました。


はい。彼は、なかなかヤリますよ。


おそらく、一琵では、ダメかと。


はい。



これで奴等の本隊も動くでしょう。


PC本部です。



はい。又、ご連絡いたします。


ボス。」



その言葉を最後に、
兜は電話を切った。



一方。その頃、


帯斗は

暗く長く続く地下通路を
一人歩いていた。