PsychoCabala〜第7の男〜

長い歴史のなかで、
天皇家に遣えている集団。



その系図を組んでいる宮内庁は今でも、
中が見えにくい所でもある。



宮内庁の官僚ともなると、
家族の経歴から女性関係まで
全ての事を調べ上げられる。



当然、重要機密などの口外は厳罰だ。



稲葉とて、宮内庁官僚である以上。例外ではないはず。



あいつが危険を犯してまで俺に残した、この2つのメッセージ。



柳沼高校と数字の7。



水谷はこのメッセージを無駄にはしないと心に誓った。



店内には


『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』が流れていた。