PsychoCabala〜第7の男〜

「宮内庁勤務はどうだ?お前もそろそろ偉いさんか?」


水谷は笑って言った。



「バカ言うな。こっちは、王族ファミリーのオモリだよ。


 公務だ、、外交視察だ。年中ピリピリしっぱなしだ。」



「ハハ。そりゃ、そうさ。日本人の象徴で有らせられる方々だ。光栄に思えよ。」



二人は昔に戻った様に、たわいも無い話を続けた。



そしてしばらくの後、
稲葉からあの話を切り出した。



「水谷。お前。・・・
PCが、どうとかって言ってたよなぁ。・・」



その話を切り出した
稲葉の顔には、昔の面影は無かった。