ホワイトボードの文字を見たリカが言った。



「帯斗さっき、その話したわよね。

霧子の事と何か関係あるの?」



その質問に帯斗は椅子に座り
両手を顔の前に組み



何かを決心した。



「まず、今からする話は、あくまでも俺の独り言。
あまり口外しない方がいい。」



「何よ、それ、みんなに言ったらどうなんのよ。」



帯斗に聞き返した。


帯斗は少し笑いながら答えた。



「だから、独り言だって。」



リカも霧子も『なんで?』と言う表情。



帯斗は少し早口で話し出した。