PsychoCabala〜第7の男〜

その頃、ドラゴンは険しくきり立った岩の上に居た。



ドラゴンの向かいにある
同じ様にきり立った岩の上にも、
一人の男が立っていた。



男は両手に改造ナイフを構え、冷たい目でドラゴンを見ていた。



「俺んとこの前進部隊を殺ったのはお前か?」



ドラゴンが向かいの男に問いかけた。



「おかしな質問だな?

お前か?

違うな、俺たち全員だ。

逃げ惑う奴等を殺して、あとから来るお前らの為に『わざわざ』切り刻んでやった。

まったく、歯ごたえの無い奴らだったよ。」



その相手の言葉にドラゴンは意外にも冷静だった。



「そうかい、だが俺はそんな訳にはいかないぜ。

お前、死ぬぞ。」



「うれしいね・・・。」



男はナイフの太い刃をドラゴンにかざした。



「お前から何か情報を聞き出そうと思ったが、

・・・やめた。

殺す。」



ドラゴンも両手に持った銃口を男の方へと向けた。



その後暫く睨み会う二人だったが
ドラゴンの視線が少しずれた拍子に二人は一斉に飛び上がった。