PsychoCabala〜第7の男〜

男は、古い大木の根元にいた。



ライフルを構えスコープを除きこむ男は焦っていた。



「なんだよ!当たんねーよ!」



暗殺のプロであるこの男は
前からこちらに向かい、
猛スピードで近付いてくる日本刀の男に標準を合わし射撃を繰り返した。



額から流れる汗。



もはや日本刀の男との距離は300m程となっていた。



除きこむ高性能暗視スコープに日本刀男の表情まで、はっきりとわかる様になった。



日本刀の男は長い髪を後で束ね、
高速の銃弾をまるで陽炎の様に交しながらこちらに向かってくる。



狙撃の男は瞬時に立ち上がった。



逃げよう。



奴の目は俺たちなんかとは違う、



『日本のサムライだ』



男が立ち上がり暗闇にまぎれ混もうとした時。



鉄心は既にこの男の喉元に朱菊をつ着付けていた。