PsychoCabala〜第7の男〜

イナッチが話を続ける。



「この闇オークションのカタログによると

この石の硬度は人工的にはおろか、自然にも出来ない硬さだそうだ。

奴等が今回、何の目的でこのダイヤモンドより硬い、でっかい石ころを手に入れ様としているのかは分からん。

しかし、『お隣の大国』をバックに付けてまで日本にやって来た理由・・・。

その目的の為にわざわざ俺達に喧嘩を吹っ掛けて来た理由・・・。

柳沼を利用して強制的紙敷きを造り出した理由・・・
全てはこの巨大な『宝石』に理由が隠されているって事だ。


だから、俺達は奴等よりも先にこの『オーパーツ』を見付け出す。


そして、奴等の企みをなんとしてでも阻止する。


星野の企みをな・・・。」


そのイナッチの意気込みに全員が静まり帰った。



イナッチの言葉に今まで黙っていた鉄心が口を開く。


「で、その石の在りかは?」



その問いにハルが、モニターを開き答えた。