PsychoCabala〜第7の男〜

その時だった。



突然駐車場の四人に向け、強烈な強い光が放たれた。



「ガンッ!!」



!!!!



「何?!」



光はテーマパークへの正面ゲートの方からだった。



兜は咄嗟に目を細め、
光の方向へと顔を向けた。



すると光の中から
一人の男がゆっくりとこちらに向かって歩いて来る。



「誰だ!」



兜の叫びにその男は、
手に持った日本刀の様な長い物を顔の前にかざした。



その仕草にエミが叫んだ。



「鉄心!!」



佳代の叫びにその男は立ち止まり、
不敵な笑みを浮かべた。



「お待たせしました。
エミさん・・・。

この『葛城鉄心』が来たからにはご安心を。」



その言葉を聞いた青竜刀の男は、
顔を歪め体の向きを変えた。



次の瞬間、二人から青竜刀の威圧感が消える。



「なんだ!お前!

又、変なのが出てきやがった。」



その言葉に鉄心は口元を緩めた。



「女性をいたぶる悪い癖がお有りの様。

あなたみたいな品の無い
『太刀筋』は、この大業物
『朱菊』がお相手しましょう。」



鉄心はそう言うと刀をゆっくりと鞘から抜き前にかざした。