PsychoCabala〜第7の男〜

「とにかく、佳代ちゃん。

この話は誰にもしない方がいい。

特に僕以外の警察には。

いいね。」



夏生は自分の経験上、
彼女が嘘を付いていない事を確信していた。



しかし、彼女の
『事故を事前に予想していた』と言う嘘のような事実を誰が信じるであろう。



下手をすればこの子は
『この事件』の容疑者にされてしまう。



夏生は若くしてキャリア。
しかし、
他のキャリア組とは異質の存在で
自分の『感』を一番とする
かなりの変わり者であった。



そんな、自分の意見が今の警察組織で通用しない事もよく分かっていた。



夏生には
佳代にも話をしなかった
もう一つの『感』があった。



それは、
この杉原佳代と言う子が
『絶対に起るはずの無いバス事故』
に何か、関わり合いが在ると言う
『感』だった。