PsychoCabala〜第7の男〜

佳代の顔からは笑顔が溢れていた。



自分の話を信じてくれた
この夏生と言う若い刑事に
佳代は親近感を抱いた。



しかし、
佳代にも夏生の言った言葉に疑問はあった。



最初に逢ったときの
『よかったね。』
の一言だ。



佳代は思いきって夏生に聞いてみた。



「夏生さん。聞いてもいいですか?

さっき、私と最初に逢ったとき

よかったね。

って言いましたよね。

あれ。

『あのバスに乗っていなくてよかったね。』
って言う意味で言ったのでは無い様な気がしたんですけど・・・。」



その佳代の質問に
夏生の目付きが一瞬鋭くなった。



「なぜ?そう思うんだい?」



夏生は佳代を見詰めた。



うっ。この人。
顔は笑ってるけど
目が笑っていない。



佳代は自分の質問が何が重要な事に触れた事を直感した。